ポリコレ棒
いつから出来た言葉か、3年くらい前でしょうか。
Political Correctness 政治的な正しさ
ということでしょうね。障害者 disabled のことをchallenged と言い換える、みたいなアメリカで始まった運動?だと記憶しています。
10年以上前に読んだ英語の本で
Man(Woman oppressor)
※ いずれ社会情勢の変化により、ManがWoman oppressorに変化する可能性があります。
みたいなことがご丁寧に書いてあって、ねーよ、と思いました。その本で頭に入ったのはその部分だけです。
日本でも、ネットで己の絶対的正しさを「振りかざして」他者を叩く、というイメージから揶揄を込めてポリコレ棒という名前がついたのでしょう。
社会には多種多様な意見を持つ集団があり、共存することが理想です。実際にはどうでしょう?自分の意見をゴリ押しで通さないと生きてはいけないという強迫観念があるのではないでしょうか。正しいからといって自分がその正しさを棒のように振りかざして他人を叩く武器に使っていいわけではないわけです。
自分はどうだ?と思った時、自身を構成する要素はマジョリティのものが多いとは思います。まず純ジャパの日本国籍で、サラリーマンで、年収はそんなでも無くて、異性愛者で… そういった構成要件には政治的な正しさは見出せない。恣意的で曖昧なものです。曖昧ゆえに
マジョリティは、 そのものとして社会に存在するだけで大きな力に映るのだと思います。数の論理でマイノリティになった集団や意見を認めないことは道義的に間違いですが、しかし、力に力として対抗するという発想自体、如何なものかと思います。